京都大学大学院工学研究科原子核工学専攻
核材料工学研究室


表面反応
表面反応 - 再結合定数を分解する
 再結合とは表面での単純な2分子結合ではなく、下の図に示すようないくつかの過程f1~f5の複合です。従って、再結合定数も単純な「定数」ではなく、いくつかの速度定数を含んでいます。速度定数の中に、表面の清浄さにとても敏感なk2があるために、表面の状態によって再結合定数に大きな差が生じてしまうと考えられます。重要なとはこれらの速度定数を決定していくことです。
 私たちの研究室では、加速器分析法を用いた独自の方法でこの問題に取り組んでおり、ニッケル、銅、バナジウム、タングステンなどについて速度定数に関する定量的なデータを得ています。




固体表面における水素のポテンシャル(上)と水素の移動の過程(下)

水素原子の反射現象
水素原子プローブの開発


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