「エネルギー理工学設計演習・実験2」別冊

JIS真空フランジ附属書表中のgおよびfについて

1999.04.09


エンジニア(K.Y氏)のコメント(1999.4.7)

これは、真空以外での管フランジ全般に言えるのですが、シール面より外側の部分は、フランジとしての気密性にはまるで効果がなく、材料を減らすことによるコストダウンとしての削ってもいい部分、というのがこの業界での大方の常識となっています。また、真空用途でないフランジは、シートガスケットを使用しているため、このような形状であれば、ガスケットも小さくでき、ボルト穴も空けずにすむ、という理由もあります。気密性や反力、応力面では、この部分の削りは無視できるため、このようにフランジ面の外側を数ミリ削るのが主流となっています。


このページは、高木郁二が担当している京都大学工学部物理工学科の講義・実験を補う資料として作成したものです。ご意見・お問い合わせはこちらまでお願いします。