化合物半導体放射線検出器の開発

 高エネルギー分解能を持つ放射線検出器,特にガンマ線検出器を開発するために,化合物半導体を用いる.超伝導体検出器と比較して,化合物半導体検出器は,(1)母材の原子番号が大きく,密度が高いのでガンマ線と相互作用を起こしやすい,(2)センチメートルスケールの大きさを持つ素子を作ることができ,ガンマ線によって付与されたエネルギーが漏洩しにくい,という利点がある.

 日本原子力研究所と協力して研究を進めています.

 京大ベンチャービジネスラボラトリから1998年度の研究助成を受けました.仕事をしていたのは修士1回生の松井君.過去形なのは,松井君がプロの競輪選手になるために,現在休学中だからです.
 現在は,InSbとInPの素子を製作しようとしています.

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