がらくた 

最近手に入れたガラクタ
さかなと蟹の皿  2011年10月
 スペインで.1940年頃のスペイン製.
 3代続いた陶芸家の作らしい.
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デカンタボトル 2011年10月
 スペインで.1920年頃のオランダ製とのこと.
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明治期の漆塗りの弁当箱  2011年9月
 天神さんで.蓋には,それぞれ異なる図柄が描いてあります.
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12世紀のシリアの絵皿  2010年9月
 シドニーの骨董屋で.
 このようなものが購入できるとは,望外の喜びである.
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古伊万里  2010年6月
 鮎の皿.いつもの「てのひら」がパルスプラザにも出店.
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古伊万里  2010年5月
 二羽の鶴と滝の図です.鶴に愛嬌があって,和みます.
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藍九谷  2010年4月
 東寺のガラクタ市で,時々買う,「てのひら」で.藍九谷の鷺の皿.愛らしく,躍動感があります.
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オーストリア製 ガラスの花瓶 2009年9月
 オーストラリアのメルボルンの骨董屋で.1920年代のもののようです.
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伊万里 鯉の皿 2009年3月
 パルスプラザで.女房が以前,普段使いの皿を購入したことがある店で.なかなか味のある皿だ,と思っています.
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伊万里 鹿と紅葉の皿 2009年1月
 2009年の初天神で.いつも立ち寄る店で,すぐに目に付きました.制作時の傷が裏面にあるため,私にも手に入る値段.図柄が素朴で,和みます.
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陶器の鳥 2種 2008年6月
 フランス,リヨンから北東に1時間20分電車で行ったエクス・レ・バンで研究会があった.その行き,帰りにリヨンに泊まったとき,骨董屋街をうろつき,発見.20世紀初頭の作品とのこと.店主に作家の名前を書いてもらったので,調べてみよう.
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鉄瓶 2008年1月
 東寺のガラクタ市で.女房が前から鉄瓶を欲しがっていて,新品を買おうか,と言ったので,まてまてそれではつまらない,としばらくガラクタ市などを見ていました.どれも凡庸な意匠だったのですが,今回,これを見つけて大満足.中のサビは,米のとぎ汁でサツマイモを何度も茹で,徐々に取ることができました.
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虫の絵の皿 2008年1月
 東寺のガラクタ市で.下の波兎や,きんぎょの皿を買った店が,出ていました.実は,毎月,当時にも出店していたとのこと.
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唐津黒皿 2007年10月
 新品です.唐津焼の中里太郎右衛門の工房のもの.何もない潔さ,品の良さが気に入りました.
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きんぎょ 2007年6月
 伏見のパルスプラザの骨董市で.したにある波兎を買った店で.明治の作,と少し新しいが,図案が気に入りました.
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きんぎょ その2 2007年6月
 伏見のパルスプラザの骨董市で.上と同じ店で.これは,女房が気に入ったもの.女房と店のおばちゃんとが意気投合していた.
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波うさぎ 2007年4月
 伏見のパルスプラザの骨董市で.よく骨董の本にもある,波うさぎです.結構,値が張るはず,とは知っていましたが,聞いてみると何とかなる値段.下の方に,ずっと昔に補修した部分があるから,とのこと.それは気にせず,気のよさそうなうさぎの顔をご覧ください.


ガラクタ市が好きです.とくに掘り出し物を見つけよう,とか,そんなつもりはありませんが,たくさんの店で雑多に置かれているものの中から自分に合うものを見いだすのは,無上の喜びです.

 京都には,毎月第一日曜日の東寺のガラクタ市,21日の東寺の弘法さん,25日の北野天満宮の天神さんなどがあります.私はこれらの中で,東寺のガラクタ市が好きです.向こうは覚えていないでしょうが,安もんを「どれでも負けるでぇ」と高い声で叫んでいるおっちゃん,ちょっとお高く止まったええもん売りの店,うさんくさそうな店主,ひとの良さそうなおっさん,ひとの迷惑考えんといつもいつも自転車にまたがりながら品定めしているおっさん,などなど,みんな私の第一日曜日の風景に欠かせない人たちです.
でも,あんなガラクタ市の人たちは,あの商売だけでやっていけるのかな,など,人ごとながら心配してます.

 このほかに,伏見区にあるパルスプラザで,年に数回,大骨董市が開催されます.広い見本市会場に骨董屋(決してガラクタではない)がひしめき合っています.この大骨董市には,全国から骨董屋が集まり,東寺のガラクタ市より数段良い品物をもちろんそれ相当の値段でおいています.

 上記のガラクタ市などでは,欲しい物,気に入った物は,必ず2回目3回目に見たときに目に付きます.これは不思議なことです.それと同じように,パルスプラザの大骨董市でじっくり見ようと思うと,足が棒になります.一回り見るだけで,2時間ほど掛かってしまうし,まして,店の大将にちょっと蛸の壺の事などを尋ねたりすると,向こうは10分くらい,平気で話をしてくれる.2001年6月の骨董市の時には,不思議と1回見ただけで気に入ったものが二つありました.

 それはそうと,昔からの焼き物や工芸品などをみると,人間ってすごいな,という気持ちがでてきます.及ばずながら,自分も何か,数十年でも百年でも受け継がれるものを残したい,という気持ちになります.
趣味といえるほどではありませんが,女房からピアノを習っています.といっても毎日15分くらいしか,弾きませんがそれでも2年くらい続いています.骨董市などで良い品物を見た次の日は,ピアノに向かったときになにかしらオーラのような物を感じます.

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